埃の可視化検証
一般的なファンヒーターと暖話室でお部屋の埃の舞い方を比較した動画です。
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一般的なファンヒーター
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暖話室
ファンヒーターからは温風と共に埃が吹き出している様子が分かります。
一方、暖話室からは埃の舞い上がりは見られません。
クリーンルームに近い状態にした後、レーザー光線を当てながら特殊なカメラで撮影しています。
安心して使っていただくために弊社が行っていること
暖房器具に求められるのは暖かさだけではありません。安心して使えることも大切です。
しかし、安全性が高いと言われているオイルヒーターでさえ、表面の最高温度が100℃近くまで達する箇所があります。
「夢暖望」「暖話室」は、表面の最高温度が50℃程度までしか上がりません。大人が触っても熱いと感じる温度帯ですが、触ってすぐにヤケドすることはありません。
エアコンやファンヒーターのような温風暖房は、空気を汚すだけでなく、室内を乾燥させてしまうため、アトピーや喘息の症状を悪化させたり、健康な方でも喉を傷めてしまうことがあります。
私たちは、これまでの暖房にあった欠点を解消し、誰でも安心して使える暖房器を創りたいと考えました。そのために遠赤外線を採用し、安全性にこだわって開発したのが「夢暖望」と「暖話室」です。

(※1)部分的に温度が50~55℃になることもあります。
(※2)2010年モデルから、全機種4mm幅の安全柵を採用しています。
表面の平均温度は38℃以下
一般的な電気ストーブに比べ、低いヒーター温度でも暖房効果を発揮できるため、表面の平均温度が38℃を超えることはありません。温度の高くなる箇所もありますが、触れた瞬間にヤケドするようなことはなく、安心してご利用頂けます。
安全性テスト:夢暖望880型 「表面温度測定結果」
測定器から複数のコードを伸ばし、暖房器に接続することで、同時に複数個所の温度測定を行うことができます。



電源を入れ、ヒーター温度が安定する30分後の暖房器表面温度を測定。
(CH01~CH14までの14箇所)

CH01~CH14の各温度の測定結果。
※ 880ワット(強)で測定した際の表面温度です。600ワット(弱)にすれば、表面温度は更に下がります。目の離せない小さなお子様が近くで遊んでいる時には、ワット数を下げてご利用ください。
温度測定部位 | 単位 | 測定時室温 24.7℃ |
室温 18.0℃換算 |
---|---|---|---|
CH01(正面上部中央) | ℃ | 51.5 | 44.8 |
CH02(正面上部右側) | ℃ | 44.6 | 37.9 |
CH03(正面上部左側) | ℃ | 44.2 | 37.5 |
CH04(正面右上) | ℃ | 49.4 | 42.7 |
CH05(正面左上) | ℃ | 49.4 | 42.7 |
CH06(正面左下) | ℃ | 35.3 | 28.6 |
CH07(スイッチ部) | ℃ | 45.9 | 39.2 |
CH08(正面右下) | ℃ | 35.5 | 28.8 |
CH09(キャスター部) | ℃ | 32.5 | 25.8 |
CH10(裏面上) | ℃ | 41.8 | 35.1 |
CH11(裏面下) | ℃ | 32.1 | 25.4 |
CH12(正面下部) | ℃ | 42.1 | 35.4 |
CH13(裏面右下) | ℃ | 32.6 | 25.9 |
CH14(正面ガード部) | ℃ | 55 | 48.3 |
表面平均温度 | ℃ | 42.3 | 35.6 |
安全性テスト:暖話室1000型 「表面温度測定結果」


電源を入れ、ヒーター温度が安定する30分後の暖房器表面温度を測定。
(CH01~CH11までの11箇所)

CH01~CH11の各温度の測定結果。
※ 1000ワット(強)で測定した際の表面温度です。1000ワットから250ワットまで段階的にワット数を下げていくことで、表面温度は更に下がります。
目の離せない小さなお子様が近くで遊んでいる時には、ワット数を下げてご利用ください。
※ 測定結果からは、表面の平均温度の低さと安全性の高さが分かります。表面の平均温度は、室温や機種、連続通電時間などにより変動します。
温度測定部位 | 単位 | 測定時室温 24.7℃ |
室温 18.0℃換算 |
---|---|---|---|
CH01(正面天板手前) | ℃ | 50.0 | 42.7 |
CH02(正面天板右側) | ℃ | 51.3 | 44.0 |
CH03(正面上部左側) | ℃ | 35.4 | 28.1 |
CH04(正面右上) | ℃ | 55.5 | 48.2 |
CH05(正面左上) | ℃ | 36.9 | 29.6 |
CH06(正面左下) | ℃ | 39.5 | 32.2 |
CH07(スイッチ部) | ℃ | 49.8 | 42.5 |
CH08(正面右下) | ℃ | 40.3 | 33.0 |
CH09(キャスター部) | ℃ | 44.2 | 36.9 |
CH10(裏面上) | ℃ | 51.7 | 44.4 |
CH11(裏面下) | ℃ | 37.1 | 29.8 |
表面平均温度 | ℃ | 44.7 | 37.4 |
赤ちゃんの指でも入らない4mm幅の安全柵
電気用品安全法上の基準では11mmと規定されていますが、「夢暖望」「暖話室」は柵の隙間を4mm幅にしています。
その理由は、乳幼児の指でも通り抜けないからです。小さなお子様のいる家庭でも安心してお使いいただけることを目的とした、弊社独自の安全基準です。

温度が高くなる箇所には植毛加工
「夢暖望」「暖話室」は、柵の温度が高くなり易い箇所に植毛加工を施しています。
数ミクロンのナイロンがクッションとなり、触ってしまったときの体感温度を軽減する効果があります。
植毛加工については、公的な安全基準では触れられていません。そのため、植毛していない製品も多く存在します。私たちは安心して使って頂くために必要であると考え、植毛加工を採用しています。

過熱防止装置、転倒安全装置、過電流保護ヒューズを装備
「夢暖望」「暖話室」はタオルや布団が上から覆い被さったり、本体が倒れてしまうと安全装置が作動し、自動的に電源が切れます。
また、何らかの原因により一定以上の電流が流れてしまった場合にも、過電流保護ヒューズが切れることで通電を遮断し、火災の発生を防ぎます。
これら3つの安全装置を組み込むことで、不測の事態に対応することができます。

ご注意ください!!
夢暖望の前面(柵の部分)を塞ぐような形で布団などが押し付けられた状態のまま使用した場合、暖房器本体の背面部にある過熱防止装置が作動しにくく大変危険です。(発煙・発火等のおそれがあります。) 寝室などでご使用になる場合には、布団から十分に距離をとってご使用下さい。

プラグ部分にトラッキング火災防止対策
プラグ部分とコンセントのあいだにホコリがたまり、結露などにより電流が流れやすくなると、トラッキング火災と呼ばれる現象を引き起こすことがあります。 通常、暖房器具は寒い時期を過ぎれば片付けてしまうため、冷蔵庫やテレビなどのように一年中、コンセントに差しっ放しということはありませんが、寝室などホコリが舞いやすい室内環境でのご利用も考えられます。
そのため、「夢暖望」「暖話室」は、プラグの根本部分に絶縁コーティングを施した電源コードをいち早く採用し、トラッキング火災の発生を防いでいます。

出荷前に一台一台、安全性テストを行っています。
組立が終わった全ての製品に対して検査を行います。設計通りに仕上がっているかどうかの確認です。
専用の測定器を使い、絶縁抵抗、絶縁耐圧を測定し、傾けて転倒安全装置が正常に機能するかなどの項目を、順番に確認していきます。

仕様変更などを行った際には、工場内に安全な場所を確保し、連続通電テストや連続したスイッチの入・切テストを行うこともあります。3ヶ月半に及ぶ、24時間連続通電テスト(約2,500時間)を実施したこともあります。

表面温度の低い暖房器でも、低温ヤケドにはご注意ください。
低い温度に触れ続けることで、発症するのが低温ヤケドです。50℃程度でも、3分間くらい触れ続けると低温ヤケドになる可能性があります。
従って、表面温度が低い「夢暖望」や「暖話室」でも注意は必要です。
特に、小さなお子様やお年寄りなど、ご自分で温度調整するのが難しい方、皮膚感覚の弱い方、眠気を誘う薬(睡眠薬やかぜ薬など)を服用された方、
疲労の激しい方が使用される場合には、直接、暖房器に触れることが無い場合でも、より一層の注意をお願いいたします。
低温ヤケドについて、更に詳しくお知りになりたい方は、国民生活センターが配布している資料をご覧下さい。
(下記リンクをクリックすると、PDFファイルが開きます。)